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授業コード/Course Code 416400 
科目名/Course Title マーケティング論 
担当者/Instructor

大内   秀二郎

キャンパス/Campus 京田辺
開講期/Term 春学期 
時間割/Day & Period 春学期 月曜日 4講時
FLTナンバー/FLT Number BUSz21-GS 



授業テーマ/Course Theme
現代のマーケティング 
授業の概要/Course Summary
近年、新聞・雑誌やテレビ、インターネットなどの記事・番組を通じて、企業のマーケティング活動が紹介される機会が増加しています。皆さん自身もまた、日常生活において、企業のマーケティング活動に日々接しています。皆さんの中で「マーケティング」という用語そのものを全く聞いたことがないという人は、ほとんどいないかもしれません。マーケティング活動は非常に身近なものであり、それを研究対象とするマーケティング論もまた身近な学問であると言えます。
マーケティングは、企業(または組織)の対市場活動のことであると一般に言われています。しかし、この説明だけでは抽象的すぎて、マーケティングがいったい何であるかを正確に理解することは難しいでしょう。この授業の目標は、紹介されるさまざまな理論や事例を通じて、マーケティングの基本的な考え方、マーケティング活動の具体的内容、さらにはマーケティングと社会との関係について理解を深め、最終的には、「マーケティングとは何か」、「マーケティングのあるべき“かたち”とは何か」について考える力を修得することです。 
到達目標/Course Objectives
1.マーケティングの基本的な考え方を理解する。
2.マーケティング活動の具体的内容を理解する。
3.マーケティングと社会との関係について理解する。
4.マーケティングのあるべき“かたち”とは何かについて考える力を修得する。 
授業方法/Method of Instruction
授業形態は講義形式です。講義は、授業の各回の冒頭に配布するレジュメにそって行います。
なお、授業中に講義内容に関連したレポート課題を課し、その授業時間内にレポートを作成・提出してもらうことがあります(成績評価方法を参照のこと)。 
「授業内容」および「準備学習等の内容」/Course Contents and Outside Class Work
授業内容/Course Contents 準備学習等の内容/Outside Class Work
1. イントロダクション  新聞、雑誌、インターネットの記事やテレビのニュース番組等を通じて、企業のマーケティング活動に対する関心を高めておいてください。 
2. マーケティングの基礎概念  新聞、雑誌、インターネットの記事やテレビのニュース番組等を通じて、企業のマーケティング活動に対する関心を高めておいてください。 
3. 市場細分化と標的市場の設定  マーケティング・マイオピア(第2講の講義内容)の意味内容を確認した上で、実際の企業事例を探索してください。 
4. ポジショニング  市場細分化と標的市場の設定(第3講の講義内容)の意味内容を確認した上で、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
5. マーケティング・ミックス①製品(1)  ポジショニング(第4講の講義内容)の意味内容を確認した上で、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
6. マーケティング・ミックス①製品(2)  「製品はベネフィット(便益)の束である」という考え方(第5講の講義内容)の意味内容を確認した上で、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
7. マーケティング・ミックス②価格  新製品のブランディングにあたり留意すべきこと(第6講の講義内容)を確認した上で、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
8. マーケティング・ミックス③プロモーション  さまざまな価格設定の方法(第7講の講義内容)を確認した上で、それぞれの価格設定の方法について講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
9. マーケティング・ミックス④チャネル  SNSを活用した新たなプロモーション手法(第8講の講義内容)について、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
10. 競争環境の分析  チャネルの設計、特にチャネル構造の選択にあたり留意すべきこと(第9講の講義内容)を確認したうえで、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
11. マーケティングの誕生  第10講の講義でとりあげたいくつかの分析手法を用いて、講義で取り上げた以外の企業(もしくは事業)を例として実際に分析を行い、それぞれの企業(事業)の現状を説明してください。 
12. 消費者中心志向とマネジリアル・マーケティング  第11講でとりあげたシンガー社などの初期のマーケティング活動の事例について、さらに情報収集をしてください。 
13. マーケティングの適用範囲の広がり  顧客満足と企業利潤との関係(第12講の講義内容)について、各自の見解を深めてください。 
14. マーケティングとは、再考  マーケティングが非営利の組織にも活用・応用されるようになってきたこと(第13講の講義内容)について、講義で取り上げた以外の事例を探索してください。 
15. まとめ  マーケティングの目的やあり方について、各自の見解を深めてください。また、定期試験にあたって、到達目標の達成状況を参照しつつ全体を復習してください。 
受講者へのメッセージやアドバイス/Message and Advice to Students
講義の全体的な流れは以下の通りです。
(1)マーケティングの基本的な考え方と戦略立案プロセスを理解する(1~5講・10講)
(2)マーケティング活動の内容を理解する(6~9講)
(3)マーケティングの歴史を振り返り、マーケティングが社会において登場した必然性を理解する(11~12講)
(4)現代、マーケティングがさまざまな分野へ応用され、概念自体が拡張されつつあることを理解する(13-14講)
(5)マーケティングとは何か、マーケティングと社会との関係はどうあるべきかについて考える(14講)
なお、「準備学習等の内容」にも記載の通り、前回の講義内容を必ず復習する習慣を身につけてください。 
フィードバックの方法/Methods of Feedback
定期試験終了後に、授業支援システム「ナマビー」を通じて試験の要点と解説を配信します。 
成績評価方法、成績評価基準/Assessment Policy and Criteria
評価方法/Methods of Assessment 割合(%)/Ratio 評価基準/Assessment Criteria
定期試験  70  到達目標1~3に関する知識の修得・理解度と、それらを踏まえた上で到達目標4について自らの考えを論理的に説明できるかを基準として評価する。 
講義中のレポート  15  到達目標1~3について、修得した知識や理解を活用して実際の企業事例を分析できるかを基準として評価する。 
上記とは別に課されるレポート  15  指定された教科書を通じて到達目標1と3に関する知識を修得・理解できているかを基準として評価する。 
教科書/Textbooks
No 教科書/Textbooks
1. マーケティング史学会編『マーケティング学説史:アメリカ編Ⅱ』同文舘出版、2019年。 
参考文献等/References
No 参考文献等/References
1. マーケティング史研究会編『マーケティング学説史:アメリカ編〔増補版〕』同文舘出版、2008年。 
2. 薄井和夫『はじめて学ぶマーケティング[基礎篇]現代のマーケティング戦略』大月書店、2003年。 
3. 薄井和夫『はじめて学ぶマーケティング[応用篇]マーケティングと現代社会』大月書店、2003年。 
4. 和田充夫,恩藏直人,三浦俊彦『マーケティング戦略[第5版]』有斐閣、2016年。 
5. フィリップ・コトラー,ゲイリー・アームストロング,恩藏直人『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』丸善出版、2014年。 
獲得が期待される基礎的・
汎用的能力
(DWCLA10)
分析力、思考力、変化対応力 
教員との連絡方法/Contact Information
Eメールを活用してください。アドレスは以下の通りです。
oouchi@bus.kindai.ac.jp 


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