シラバス参照

授業コード/Course Code 053961 
科目名/Course Title 大学生活とキャリアデザインⅠ 
担当者/Instructor

甲田   恭子

キャンパス/Campus 今出川
開講期/Term 秋学期 
時間割/Day & Period 秋学期 木曜日 3講時
FLTナンバー/FLT Number CREb11-GE 



授業テーマ/Course Theme
キャリアプランニングのための基礎的自己理解(1年生次対象) 
授業の概要/Course Summary
自分自身を見つめ、自己理解を深める。
自分の興味関心、能力を認識し、さらに自分の置かれた環境を分析し、職業選択を含めた自分の生き方を考える。

【実務経験】
女性のキャリア支援を行うNPO法人理事としての経験を持つ教員が、その経験を生かし、初年次生に対するキャリア形成に関する科目を担当する。 
到達目標/Course Objectives
大学で学ぶことの意味・目標を明確にする。
自己理解を深め「働く」ということの本質について認識し、就業への関心を高める。
他者との関わりのなかから、自分の存在意義を再認識する。 
授業方法/Method of Instruction
講義と演習
毎回、ワークシート記入を行う。
必要に応じてDVD・スライド学習を取り入れる。
毎回、講義の感想や自分の考えをミニレポートにまとめる。 
「授業内容」および「準備学習等の内容」/Course Contents and Outside Class Work
授業内容/Course Contents 準備学習等の内容/Outside Class Work
1. 「大学で学ぶことの意味と目標を明確に」
大学生活を過ごす時に意識しておきたいことを探る。 
今までの大学生活を振り返り、大学生活における自分の目標を再認識しておく。 
2. 「自己認識」
 ライフサイクルをイメージすることによって、自身の存在、位置を認識する。「働いて生きる」ことの意義を考える。 
生きていくうえで大切にしたいと思っていることを再確認しておく。 
3. 「キャリアとは」
 「キャリア」の意義、概念を確認する。
 「働く」ということの歴史的背景、意義を考え、自身のキャリア形成につなげる。 
何のために働くのかを考えておく。 
4. 「人生の計画書」
 キャリアデザインを描くために、「生きる」うえで必要なこと、重要なことを認識する。 
日常的に関わりのある他者を再認識しておく。 
5. 「さまざまな働き方」
 多様な働き方を知り、それぞれの働き方の特徴、リスクを認識し、自身の働き方を考える。DVDで、様々な分野で活躍する女性の様子を知る。 
日常生活の中で重要と考えていること、満足度の高いことを整理しておく。 
6. 「若年労働者問題」
 働く若い世代の問題を認識し、その原因、解決方法を探る。働き続けることの意義を考える。 
女性が働き続けるために意識しておきたいことについて考えておく。 
7. 「女性を取り巻く環境の変化」
 女性の生き方の変化を分析し、自身のライフスタイルを考える。
 「起業」という働き方について考える。 
起業のため企画書作成を体験するので、「もし、起業するならどんなことをしたいのか」を考えておく。 
8. 「性別役割分担」
 物語におけるジェンダーに関するDVDを通して、自分自身はどう生きていきたいかを考える 
子ども向けの物語、童話、絵本等に触れておくこと。 
9. 「仕事と家庭・家族」
 家族の役割を再認識し、仕事と家庭(プライベート)の両立について考える。家庭内における性別役割分担について検証する。 
自身の家族の役割を再確認しておく。 
10. 「自己を知ること」
 自己分析の目的、意義、方法を知る。自己分析によって自身の能力を再発見する。 
自分の強み、アピールポイントを見つけておく。 
11. 「能力発揮」
 自身の能力を発揮するために必要なコミュニケーションスキルとリーダーシップ能力の向上をはかる。 
自身のコミュニケーションスキルについて、分析しておく。 
12. 「聴く力」
 キャリア形成に有効なキャリアカウンセリング、メンタリングの手法を学び、他者との関わりの重要性を認識する。 
自身の成長の過程で影響を受けた他者との関わりを整理し、認識しておくこと。 
13. 「世界の女性」
 外国の働く女性の姿から学ぶ。(スライド学習) 
自分の能力を発揮するために、日常的に意識していることをまとめておく。 
14. 「キャリアデザインに向けて」
 授業を振り返り、キャリアデザイン、キャリアプランを描くことの必要性を認識し、その方法を学ぶ。
キャリアプラン作成の準備を実施。 
過去の生活を振り返り、印象に残った出来事をまとめておく。
13回の授業の内容、毎回実施したワークシートを再確認しておくこと。 
15. 「キャリアプラン」
 大学生活に焦点を当てたキャリアプランを作成、提出。 
14回目の授業で、キャリアプラン作成用紙(下書き用)を配布するので、完成しておくこと。 
受講者へのメッセージやアドバイス/Message and Advice to Students
自分自身を見つめ、自己理解を深めることを目的とする。自分の能力を知り、発揮すること、また、自分で考え、行動できるようになることが重要。自分で考えて得た答えが、自身にとっての正解となる。
毎回配布するワークシートに取り組むことによって、様々な観点からの自己分析ができる。「準備学習等の内容」は、ワークシート記入の参考となる。 
フィードバックの方法/Methods of Feedback
毎回、授業の内容に沿ったテーマでミニレポートを作成、提出。指定のテーマに関わらず、独自の意見や考え、質問等の記入も可。次回の授業で、解説、回答を行い、全員で問題提起や疑問を共有する。 
成績評価方法、成績評価基準/Assessment Policy and Criteria
評価方法/Methods of Assessment 割合(%)/Ratio 評価基準/Assessment Criteria
出席およびワークシートへの取り組み状況  35  毎回配布するワークシートに取り組み、自己分析へとつなげる努力をしているかを評価する。 
毎回提出するミニレポート  35  自身の考えを、相手に伝えられるように表現できているかを基準とする。 
キャリアプラン作成  30  最終回で作成。自身のキャリア形成について真剣に考えているかを評価する。 
教科書/Textbooks
参考文献等/References
獲得が期待される基礎的・
汎用的能力
(DWCLA10)
思考力、コミュニケーション力、リーダーシップ、思いやる力、変化対応力、自己管理力、自己実現力 
教員との連絡方法/Contact Information
授業の前後に教室内で対応 


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